2021-08-20 夏空とへちまと正岡子規 夏空が戻った。郵便で届いた小さな6つの種が、こんなに大きくなって、居間の窓を涼やかにおおってくれる。順次収穫して、スープにおかずにお味噌汁にいれて食べている。大きいのはヘチマたわしに、9月になったら、ヘチマ水をとって化粧水に… …と、ここでふと、思い出した。9月、糸瓜と言えば…正岡子規の糸瓜忌。 糸瓜咲きて 痰のつまりし 仏かな 痰一斗 糸瓜の水も 間に合わず をとゝひの へちまの水も 取らざりき ≪絶筆三句≫ 最後の最後まで句人だった正岡子規。