新聞で、熊井明子さんが9月21日に亡くなられたのを知った。それから熊井さんの本が並べてある本棚や自分が作ったスクラップブックを手にとってを眺めていた。
熊井さんとの出会いは30年以上も前の図書館。はじめて手にした「夢もようのタピスリー」に一気に惹き込まれた。それから「風の香り愛のたより」「虹を織る日々」がバイブルになった。暗く鬱々となりがちな私の20代が一転し、夢を描くことの大切さ楽しさが広がっていった。尋ねたいことがあってお便りしたとき、丁寧にご返事をいただいた。
ある熊井さんの講座に申し込んで、初めて教室のドアを開けたとたん、「時間までこれらの資料を手に取ってご覧になっててください」と、突然あこがれのご本人に声かけられて、びっくりし感激し涙ぐんでしまった。
「シェークスピアの妻」は夫共々感動の一冊になった。
猫が苦手だった私が大の猫好きになり、庭にはハーブがたくさん植わっている。熊井さんから受けた影響ははかりしれない。
心から感謝します。熊井明子さんありがとうございました。