わたしのおさんぽ季節だより

散歩が大好き きょうも自然の声に 耳をすまして 足を止めて

「脱露」を読んで

 読み終えて、理不尽な戦争に翻弄された人の運命に唖然とするばかりである。戦後のシベリア抑留のかげに、民間人の抑留もあったのだ。ソ連に占領された樺太で不当な逮捕、収容、強制移住。そして日本政府からも切り捨てられた人生。

 サハリン協会の尽力がなかったら埋もれたままだった。そしてここまで丹念に取材した著者はすごいと思った。世界地図を広げてみた。日本と樺太、シベリア、カザフスタン……何度も見た、悲劇の地を。

 私の父はシベリア抑留体験者。父の口からこの時のことを聞くことはほとんどなかった。ただNHKドキュメンタリー「望郷」を観ていた父のくいいるような目は忘れられない。そして、晩年話すのもたどたどしくなった時、「シベリアの何処にいたの?」と聞いたら「コムソモリスク」とはっきりと言った。私には冷たい石の固まりように響いた。

8月の思い出 美里町の猪俣百八燈

今日で8月も終わる。いろんなところにでかけたが、猪俣百八燈は素晴らしかった。以前、美里町を通ったとき、この催しを知りいつか見たいと思っていた。毎年8月15日に行われ、400年以上続く盆祭り。6歳から18歳の青少年が主体で準備から運営まで一切を仕切るとか。

今年やっと実現!

日が沈んでだんだん薄暗くなるなか、高台院でお囃子が始まる。力強い太鼓の音。もちろん子どもたちだけで。少子化で女の子も参加するようになったそうだ。

 

松明をもった若衆を先頭に、提灯を手に塚のある堂前山の尾根までみんなで向かう。私たちもついていく。


百八の塚に灯をともしクライマックを迎える。頭上でドーン!という音が鳴り響き、大きな花火が次々と舞う。煌々と燃える火と若衆と夜空に花火、あまりに素敵ではないか‼ 

この地に眠る霊たちが喜んでいるにちがいない。そしてこの美しい里の町を守ってくれている、そんな気がした。

大きな夢のなかにいるような美しいひとときだった。

ヘチマ開花 第一号!

新潟のSちゃんからもらったヘチマの種。毎年植えて採種して今年で6年目。去年までは出窓を覆いつくすほど元気に繁っているのに今年は成長がとても遅い。毎日暑すぎて水不足かな…と、昨夜たくさん水をまいた。

すると、今朝大きな花が!開花第一号‼

 

ブっちゃんおはよう! 雨戸を開けたらシマトネリコの下にいた。ブっちゃんもTNR猫ちゃん。右耳カットで雄😾(雌だと思っていたけど)。ご飯食べて午前中いっぱいゴロゴロして、どこかに行った。

夕暮れさんぽ 蝉しぐれ

昨日は雲が多く、今までの強烈な日差しがない。車で木々の多い公園へさんぽへ出かけた。高い木々の下はさらに涼しい。頭上からセミの鳴き声が降り注ぐ。

「ミンミンゼミ、ヒグラシだね」私が言うと、夫は「最低3種類はいるよ、いや、アブラゼミも、ツクツクボウシもニイニイゼミもいる」

しばらく耳をすませて歩いた。

 

ここはこどものひろば。……こどもがいない、ひとっこひとりいない…まだそんなに遅い時間ではないのに…。こどもはどこに行ったんでしょうね。淋しそうな芝の声がきこえるようだ。

こっちの運動スペースでは、ボールを蹴る力強い音が響く。私たちがしばらく歩き回って帰るときも聞こえていた。ひとり黙々はカッコイイ!

チャチャ😾 & サンちゃん😾

夕方になると、ご飯ちょうだいと、やってくるチャチャとサンちゃん。飼い主さんのところには猫ちゃんがたくさんいて、チャチャたちはご飯にあぶれてしまうらしい。この暑さのせいか痩せたみたい。「しっかりご飯たべて乗り切ってね」

 

サンちゃんは男の子と思って『サン吉』って呼んでいた。左耳カットで女の子とわかって『サンちゃん』になった。

サンちゃんはこうやっていつも家の中をのぞきこんで催促する。

 「ハイハイ待っててね」

ふたりとも絶対触らせてくれないけれど、夢中でごはん食べている姿はとても可愛くてたまんない。

河津桜のつぼみ & 判決

冬の寒さ真っ只中。いつもの散歩道に桜の固い蕾を見つけた。名札を見ると「河津桜」。ここを通る度に、ふくらみ具合をみる楽しみがふえた。木々や草花に名札がついているのは有難い。名前がわかると親しみがぐっと沸く。

 

堀川惠子著『永山則夫 封印された鑑定記録』を読んだ。封印…? 現在も検察の証拠全面開示が実現されないのが問題となっている。事実を裁くのに封印や隠し事がなぜあるのか…。

 安倍元首相銃撃事件の山上被告の裁判の判決がでた。こどもの頃の不遇な生い立ちに、社会や大人たちの責任や罪はないのか。親や大人や社会に守られず大人になったこどもの悲劇はつらい。

本書の中で石川義博氏のような精神科医の存在を知ったことが救いと希望だ。

冬枯れのイチョウの木々 & 巾着袋

家の前に広がるイチョウの木々。すっかり葉を落として裸なのに寒そうには見えない。根本から枝のてっぺんまで未来を蓄えて頼もしく見える。

 

昨日スーパーで落としたらしい小さなきんちゃく袋。今日カウンターで聞いてみたら、なんと届いていた。たかが布袋されど…、お気に入りだったので嬉しい。ありがとうございます。

初日の出と夕焼け

4号線を北へ北へと向かい、2026年元旦は那須塩原。思いがけず初日の出を拝めて感激。清々しい気持ちで新しい年がスタート。

 

先日、ふらりと寄った公園。メタセコイア並木。夕暮れに木々の黒いシルエットは美しい。こんな瞬間に出くわせて幸せ。

なんてカッコイイ木々。この先の広場や遊具場では、たくさんの子供たちが声をあげて遊び、学生たちは黙々と走ったり仲間とボール遊びに興じている。昨今、目にするのは子供のいない公園ばかりだったので、こんな賑やかな光景は珍しい。とても嬉しくなった。

2026年が始まってちょうど半月が経った。

今年はいっぱい散歩していっぱい写真を撮ろう!

夕暮れ散歩

陽が沈んだ頃の山の端がきれいだ。空気も澄んで気持ちがいい。この田舎に移り住んでよかったと思いながら、今日もチョイ散歩に出た。気持ちがさらさらと流れていく。

今日の雲は亀のようだ。

 

昨日はゴジラが出た!(撮るのが遅くれて崩れてしまったけど)

晩秋から冬へ ゴッホ展と永山則夫「木橋」

 今年は、夏の暑さが長引き秋が短いと言われた。でも私は有難いことに秋を十分満喫できた感がある。出かけた先々で見事な紅葉に会い清々しい空気をいっぱい吸えたから。

 先月出かけた上野の森の「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」。上野の森は青空と木々の黄葉が素晴らしく祝福されたような高揚感があった。もうここからゴッホ展が始まった。

沢山の作品の後、イマーシブ・コーナーの巨大モニターでは、ゴッホの作品に包まれ圧倒された。まさに体ごと没入。自分のなかにエネルギーが注がれるゴッホ展だった。いまだ余韻が残っている。

 

 今月、北海道や東北で大きな地震が起き、そして今、大雪や暴風に見舞われている。

 ある本がきっかけで死刑囚永山則夫の本を読んでいる。彼の生まれは網走で育ちは青森。寒さが厳しいところ。境遇もあまりに寒く冷たい…。彼が自分自身への問いかけのように書いた本。じっくり読む。