2014-11-13 晩秋 移り住んだこの地、なつかしいという気持ちでいっぱいになる。 ふしぎなことに、自分の過去ではなく、父母がこどもの頃過ごした風景のなかにいるようななつかしさなのだ。きっと、母が「リョウゼン(霊山)、リョウゼン」といって恋しがったふるさとの話がしみこんでいるのかもしれない。今日は亡き母の誕生日。初夏からずっと咲いていたメドウセージ。 いま、この花のむこうに冬がある。