家の前のイチョウの木々が、黄葉真っ盛り。家の中からの眺めも見事だが、玄関ドアを開けると燃えるような姿が目に飛び込んできて圧倒される。
昔、ゲーテの詩の “Gingo biloba”(イチョウの葉) を読んで以来、ギンゴビロバという名が気に入ってそう呼んでいる。宇宙の拡がりを感じさせてくれる。
見上げていると、浮かんでくるのは、逝ってしまった人たちの顔…。
夕方、里芋を煮た。弱火で出汁とお砂糖と醤油でコトコトと。つくりたてのホクホクを口にしたら、美味しいこと。そのやさしい味に感激。しんみり気持ちを里芋が慰めてくれたのかな。